歯周病治療の最先端の検査です。
口腔内の歯周病菌のうち人体に対して悪影響の大きな歯周病菌
Pg(Porphyromonas
gingvalis)
Td(Toreponema
denticola)
Tf(Tannerella
forsythensis)
Aa(Aggregatibacter
actinomycetemcomitans)
Fn(Fusobacterium
nucleatum)
Pi(prevotella intermedia)
のうち3~6菌種(主にPg・Td・Tf・Aa・Fnの5菌種)の数を細菌の持つ固有のDNA検査により正確に調べ、患者さんの歯周病のリスクを最も正確に知ることが出来る検査です。
方法はいたって簡単で歯周ポケットの浸出液をペーパーポイントで吸い取るだけなので全く痛くありません。
最近では位相差顕微鏡を使用して形態に特徴のあるトレポネーマを指標としたスクリーニング検査をする歯科医院が増えてきましたが現在の自分の状態又、将来のリスクを知るにはリアルタイムPCR検査が必須と思われます。
歯周病は細菌感染症なのでPCR検査の結果をみて適当な投薬により上記の歯周病菌の生存密度を著しく低下させ歯周病菌によるリスクを減らすことが出来ます。
歯周病は口腔内のみならず糖尿病を悪化させる(インスリンの抵抗性を上げてしまう)・非アルコール性慢性肝炎(NASH)・低体重児出産・アルツハイマー型認知症患者の症状悪化の促進など全身への悪影響も大きいです。
口臭や歯肉からの出血が気になる人それ以外の人でも興味のある人は一度PCR検査をすることをお勧めします。