妊娠時に胎盤ホルモンが産生され、そのホルモンが血液を通じて歯周ポケット内の滲出液へと移行します。
するとそれをビタミン代わりにしてプレボテラインターメディアという歯周病菌が歯周ポケット内で爆発的に増加します。
そして浮腫のあるぶよぶよした出血しやすい妊娠性歯肉炎を起こします。
出血が起こるとポルフィロモナス・ギンギバリスなどの内毒素を産生する歯周病菌が増加します。
この内毒素が血液中に入り込んで最終的にプロスタグランジンなる物質の産生が高まり、これが子宮収縮を起こし早産や低体重出産の原因となります。