喫煙は、薬で治す歯周治療の最大の障害です

その理由を簡単に説明します。

歯周病菌をやっつけるお薬が体内に入ると、それを好中球という細胞が食べます。どんどん食べると血液中の200倍までの濃度になります。

好中球は歯周病菌が悪さをしている所に出かけて行き、歯周病菌と戦います。

戦い疲れた好中球は死んで壊れてしまいますが、この時、好中球の中の濃縮されたお薬が一気に放出されて歯周病菌をやっつけます。

ところが煙草を吸っていると末梢血管が縮んでしまっていて、好中球が歯周病菌の所まで行けません。これではお薬の効果が半減してしまいます。

喫煙